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手作り木工屋からのお願い!
ツルピカの工業製品と違って手作り家具工房の家具は思う存分呼吸してます。
オイルフィニッシュ仕上げの家具は浸みや色むらが出やすいと言われてますが
素直に考えると、呼吸する無垢板は色やけや汚れにより、自然に濃くなっていくの
であり、板に色をのせるのでなく色を染めるなら吸い込みムラも自然で、木が活きて
水を吸ったり吐いたりする以上輪浸みがつくのも当り前で、これは決して欠点では
なく、むしろ自然に、時と自然がだす木理、色やけ、色むら,傷,輪浸みを大切に
おおらかに木味をだして、木のもつ欠点というもの?を生活の味にかえていくのも
オイルフィニッシュ仕上げの無垢家具を作る工房にとって勇気ある方法なのです。
私も昔(普通の家具屋だった頃)、ウレタン塗装やラッカー塗装をしていたのですが
業界で耐候性、耐水性、塗膜強度とも一番強いとされてるウレタン塗装でも長年の
うちに必ず、塗装膜が老化します。塗装膜が老化したり劣化した場合、塗装膜を
剥がし、再度ウレタンをコンプレッサーで吹付けるのですが費用、労力ともにこれが
結構大変なのです。ものは使えば必ず傷みます、何とか木味に変えられないか?
木工屋として試行錯誤したうえの結論が、オイルフィニッシュ仕上げという訳です。
オイルフィニッシュ仕上げの家具の手入れは、市販のオイルやワックスで定期的に
拭き込むとか色々な方法がありますが、お薦めは胡桃(くるみ)油(100%ピュアな
-高級食材店にあります-を鍋で適当に温め布で木に擦り込み拭き取る)かオカラに
よる手入れです。オカラを包んだ布で拭き込むと大豆油と大豆蛋白の補給になる
のか?効果的です。 この手入れをしている家具はしっとりした透明感がでて特に
毎日濡れ布巾で拭かれるテーブルのメンテナンスにお薦めです。ヌカよりオカラ。
おばあちゃんの知恵ですが、ためしてビックリ!本当に昔の人は偉いですねェ〜。
もう一つは、胡桃(くるみ)を買ってきて、殻を割って実を出します。木綿の布に
実を包んで、胡桃油が滲むまで金槌で叩き潰し、木肌に擦りこむ方法です。
もちろんどの方法も手入れ後、乾いた柔らかい布で空拭きするようにして下さい。
しかし手入れなどせず無頓着に使い込み、汚れ,傷と共に何十年もすれば
無垢の木味の良さがでるのも、オイルフィニッシュ仕上げの特徴でもあります。
オイルフィニッシュ仕上げは突板には不向きです。突板は合板に薄い木をスライス
して貼り付けるので木に浸み込みません。手作り家具工房で家具の裏から抽斗の
底まで総無垢板にこだわるのはこの理由です。多少高価になっても長い年月を
考えればです。くどいですが、目先の価格、デザインだけに惑わされないように!
下の写真を見てください。左は生地総無垢手作りチェスト。右はオイルフィニッシュ
仕上のチェスト。右は裏側。木目がクッキリ浮き出ます。もちろん抽斗の中も同色の
オイルを擦り込むので、外も中も裏も、同じように綺麗です。下の飾り台は、かなり
濃いめのオイルフィニッシュ仕上げで、木目の出方で、雰囲気がまったく違います。
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